get‐out なんちゃってキャンパーな僕

2014・07・02


今年、絶対に登ると決めていた谷川岳にチャレンジしてきました



今回は

かの有名な谷川岳がどれ程の物か身をもって感じた｡

こんなお話

人のコメントには書いていたんです

『今年。絶対に登ると決めている山があります。』

って


それも二座。
２つのうち一つは登ったら報告しますが、もう一つがココ谷川岳

群馬にある百名山の一つですね。


谷川岳
一ノ倉沢などの谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳・穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングのメッカとなっている。
谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、
中央分水嶺のために天候の変化も激しく、遭難者の数は群を抜いて多い。
1931年（昭和6年）から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、2005年（平成17年）までに781名の死者が出ている。
この飛び抜けた数は日本のみならず世界のワースト記録としてギネス認定されている。
こうしたところから、谷川岳は「魔の山」「人喰い山」「死の山」とも呼ばれる。


登山者に人気のある山ですが調べると以外に危険な山とか？
でも、周りの登山やってる友人はみんな登ってるですよね～　谷川岳
やっぱりグンマー人の登山好きならココは外せないマストなお山。
それなら僕も今年こそは・・・・と。

地元。しかも当日は天気予報では９時頃から天候が良くなる。

・・との事でこれに合わせて8時前に自宅を出発。


そして早々に通勤ラッシュに巻き込まれ・・・・・
忘れてましたよ。。。通勤ラッシュ　　(^◇^;)ｱﾊﾊ～


それでも県内ですからね～　高速乗れば早々に到着



祝　谷川岳山開き

おっ!!　なんとなくワクワク　(*￣∇￣*)


この広場の手間に無料の駐車場も・・・

既に数台のクルマも・・　やっぱり人気の山ですね


僕はトイレも済ましたかったのでこちらの　『２階エリアに駐車』　←これ今回のポイント

※これが最後。　大変な思いをすることになるとは、思いもよらず・・・　<(T◇T)>


身支度済ませて早々に歩き始めます



おっしゃ!!!　がんば!!!!




この先は車で行けないようです。




最高の青空 　　　　　　　　 濃い緑 　　　　　　　　気持ちよい風 　　
モチベーションもあがります



今回の僕の登りのルートはもちろん『西黒尾根ルート』です

西黒尾根ルート・・・「日本三大急登」との一つ
※他は北アルプス　烏帽子岳へのブナ立尾根。　南アルプス　甲斐駒ヶ岳への黒戸尾根・・・だそうです

次回があるか分かりませんからね。　選ぶならやっぱりこのルートでしょ。　
何時か行くアルプスでも自信にも繋がるだろうし。

さッ・・・今日は宜しくお願いします！！！



当たり前の事ながらそこそこの急登。　気合も入ります。



気持ちのよい登山の予感


早々に鉄塔に到着



爽快な山並み　　　　　　　　　抜けるような青空　　この日に登れた事がラッキーです


※そうそう、この西黒尾根ルート。　ラクダの背と呼ばれる場所まではほぼ樹林帯。
木々の隙間から差し込む日差しが綺麗なものの、展望はいまいち。。。





こんな景色が続きます。


それでも・・・

面白い育ち方の木を見かけたり


生きている森を歩いている事を実感させてくれる景色


すこしだけど（たぶん）一ノ倉沢もみれたりと

疲れる体に少しだけど頑張るエッセンスもくれたりします





あと3時間か　　ふぅ・・・・


ロープウェイなら楽にあそこまで行けるようです。。気楽に・・・ね。。




この天気です　　トンボも気持ち良さそう


それにしても急登が続きますね。。。。




さすが三大急登


(^、^;　はぁはぁ・・・・・・




おっ!?!?!



おぉ～～～　こんな高さまで上がってきたんだ。。　ふぅ～～・・・


見上げていたロープウェイの駅も略目線と同じ位置までに


ここからは稜線沿いをあるきます
そうそう！ここからは両腕も使い全身で登るイメージ。



くさり場も


※これはくさり場を上から下へ


目指す谷川最高峰のトマの耳とオキの耳も・・・・・

ん？？　ガスってない??


写真に写っている稜線をひたすら進みます。。。　ただひたすら・・・




合計３箇所のくさり場をこえて


ラクダの背

向かう先には・・・

谷川最高峰とそこまでの稜線



横を向けば



・・・・・・・・

がんばれますね！


巌剛新道ルートとの合流点

ここを越えるのか・・・


ふぅ。。。　　オレ・・がんばッ！


分かるかな？　ルートの案内が黄色いペンキでされています。


ハァ・・・・　　　ふぅ・・・・


僕、稜線沿いだと疲れたときは振り返る事も意識しています
自分が歩いたきた道のりを見て励みにしてるんです


今回も


（＾。＾；）　ここまで歩いてきたんだ・・・


向かう先は

まだまだ先か。。。



ここまで上がると湯沢の町並みも見えてきます。

うっすらとね

途中、山岳警備隊の方がペンキを塗りなおしてまして


※僕、こういうの地元の山岳会の方がやってくれと思ってましたが、違うんですね。　　有難うございます。



あと少し。　　

だけど・・・雲行きがどうも・・・・・


あぁ・・・・・・・

・
・・
・・・


なんとか山頂まで



最後、残雪の上を渡り



山小屋発見！　周りには食事をされてる方が多数。　平日でもこんなにいるんですね。　何となく安心（笑）


ここで自分の失敗に気がつきました・・・


無銭なんです


山小屋のある山なんて久しぶり。　
お金あると、帰りにロープウェイで降りてくるなんて発想が生まれると嫌だから・・・
なんてな事でお金もってこなかったんですが。。。。

山バッチの事忘れてました。。。　　頑張って登ったのに買えずに。。。グスン


しかたないですね。　仕方なくないけど仕方ない。。。

トマの耳、オキの耳を目指しますか。。。。　山バッジがぁ・・・

そしてやっぱガスワンダー・・・・・



そして・・・・

先ずはトマの耳（1,963m）


次はもちろんオキの耳ですが・・・・




ヒャッホ~~!!　
ダスワンダ～～ッ!!!!!
最高ぉ～～だぜぇ～
　
↑　強がり・・・・グスン


でもこの谷川岳。魔の山とも言われているらしく『急激な気象の変化』がその由縁との事。

気づくと

視界が開けてきますが、直ぐにまた霧の中に


ココまで来たルートは見えるのになぁ。。。


最後、ここを登りきれば・・・・・・



やっと到着!!　オキの耳（1,977m）

ここでやっと一息です。。。


壮大な展望を期待して待ちましたが・・・・・

これが限界


諦めてオキの耳を下ると・・・・・

あッ!?!?・・・・・・　そんなもんですね　僕の登山なんてそんなもん



さて下山しますが

既に山小屋周辺は誰いない。。。

下山ルートは天神尾根コースから田尻尾根を下る事に決めてました
※どうせなら別の景色も見てみたいし♪



さよなら。　谷川岳。　　さよなら・・・・山バッチ。。。　←まだ言ってる





下り始めはガスに隠れた天神尾根コース



天神ザンゲ岩に登り暫くあたりを見回すと




お・・・・・


おぉ・・・・

はっきりと稜線が見渡せられて・・・


万太郎山もまぁはっきりと（笑）


視界の良い稜線ほど楽しい登山ありませんよね？
僕だけ??

天狗の留まり場


やっぱり誰もいないので乗ってみると・・・・


なぜか雄たけびを上げたい衝動に駆られました（笑）
※流石に他の登山者がいたら危険なんでしませんが。。。　　でも気持ちいんだろうなぁ。。。。


下山で選んだこの天神尾根コース
一般向けのルートらしいですが・・・



こんな感じのコース。　　僕、足首強くないので下山時のこの感じは非常に苦手なんです。


・
・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・


はい！ここで今回のレポは終了です。





実は熊穴沢非難小屋に行くまでの間に雨が降り始めまして・・・

初めて、ザックにレインカバー掛けました。
※ソフトシェル。　買っておいて良かった。。。。


熊穴沢非難小屋で身支度整えてひと休みしてると・・・急に思い出したんです


『あっ!?!?!?!?!
駐車場の時間・・・・
５時までだッ!?!?!?!?!』
※後で調べてみたら１階の駐車場なら問題なかったみたい。。。


ひと休みなんてしている余裕ありませんでした


ここからはホント必死。
先に言ったように『無銭』なんです。　　

ロープウェイ乗れないんです。。。

しかも雨。。。　　

更にゴロゴロなり始めて。。。。


ほんとに必死　　マジ必死


びしょ濡れで車中泊なんてしたくない!!!!


久しぶりにポールを持ち出してもう必死に降ります。
写真なんか撮る余裕はありません!
きっとロープウェイから見た方は笑ってた事でしょう。。。

・
・・
・・・・
・・・・・・
ほんとに必死　　マジ必死


どうにか時間10分前にはたどり着きましたが・・・
(T^T)　ひざチョー痛い。。。　　グスン



僕の谷川岳登山はこんな形でお終いです



『谷川での一番の思い出は？』と聞かれたら
『間に合って良かった』
と答える事でしょう


もっとユッタリと。　もっとマイペースな下山したかったな・・・・

お金。　大切ですね。。。

PS．こんな形で終わるのは寂しいので
『遠くない未来・・リベンジをッ』
・・・・出来たらいいなぁ。。